バイザー日記1-20220421

毎日某所でこっそり日記を書いていた。

それは、人に見られたくないからである。

映画・音楽評論家で炎上家としても知られる宇野惟正氏が、BBSブームが始まってみんながブログや日記を書いているとき、「お前ら、そんな詰まんない人生送ってんの？」と思ったという可燃度の高い話をしていた放送のバックナンバーを昨日聞いていたのだけれど、そこから攻撃性と自信を脱水した気持ちは俺も常々抱いていた。

要するに、誰からもヒかれたり炎上したりしなさそうなことを発信しようとすると、つまらないことしか書けないのである。

ポジティブであれ、ネガティブであれ、反応が生じること＝何らかの炎症反応であり、それが『TENET』的に時間が逆行すれば氷になるか、あるいは巡行して炎になるかの違いだ。

いずれにせよ、熱が冷めたり高まったりすることには変わりがない。

というわけで、「ジャングル系も面白いことをやろうぜ」と、2016年春に一人ぼっちの韓国旅行2日目のテンションでokamoto kensetsuに行った時から、動機は常に何か熱が生じたときに「一人は怖い」という思いがあった気がする。

とはいえ、だんだんとそういった自意識は薄れ、そろそろ面白いことを書こうとしたってどうせつまらないということがわかってきた。

ああ、よかった。

というわけで、日記を書いた。

バイザー Visor

ジャングル系のパッションあふれるツッコミ。
映画をみたら感想を書く。

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