こわい小説『紗央里ちゃんの家』の感想と7大怖いコント
昨日の夜はこわーい小説を読んでから、こわーいコントをいく本も見て、トイレに行けなくなった。
3大怖いコントはバナナマン『ルスデン』、ラーメンズ『採集』、千原兄弟『ダンボくん』だったっけか。
5大まで広げると、劇団ひとり『304号室青木』、インパルス『貸したもの返せよ』も入るだろう。
7大となるとパンサー『銀行強盗』、次長課長『同窓会』も入るか。
ジャングル系もこわーいコントやりたーいなんて思いつつ、こんな駆け出しどころか「はしろっかな」と思っている段階くらいでお笑いじゃないことするのは違うんじゃないかとも思っている。
というか、お笑いなのに怖いやつやるのって、寿司屋でサムゲタン出すくらいの暴挙である。
でも、寿司屋で食うサムゲタンが、寿司屋で食うからこそ、絶品だったりもする。
昨日読んだ怖い小説は『紗央里ちゃんの家』(矢部 嵩)
もう俺は矢部嵩に夢中である。 へたくそな文章、シュールな描写、共感できない登場人物、突如現れる半ページ分のルビ……すべてが計算か天然かわからなくてそれがこわい。良い小説を読むと、主人公の頭の中に入って出来事を追体験することになるが、己が操縦桿を握ったコックピット「主人公」がそもそも壊れているという怖さ。現実にこのバグが感染してしまうんじゃないかと不安になる。 叔母さんと伯父さんが目を開けて寝ていて、起きているか確かめるために「死ね死ね死ね死ね」と耳元でささやくとか、毎食カップ焼きそばとか、絵で想像するとギャグマンガ日和なのだが、ギャグとホラーの淡いの中でぎりホラーの範疇にある。むしろホラーがギャグを侵食している? 次は『保健室登校』だ。
表紙はまっとう?なホラーっぽいが、実際のところはもっとシュールである。でも、実験小説という感じでもない。作者が何を考えてこんな作品を作ろうと思ったかわからない。だから怖い。
そもそも俺が矢部嵩を知ったのは↓からである。
こちらは意外や意外、最後、ちょっと感動する。
みんなにも読んでほしいわ。
ジャングル系のパッションあふれるツッコミ。
映画をみたら感想を書く。
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