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映画『カモンカモン』ネタバレられない感想 起きてたのに覚えてない

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映画『カモンカモン』ネタバレられない感想 起きてたのに覚えてない

ファーストデイ、6/1(水)の20:00-マイクミルズ監督、ホアキン・フェニックス主演の白黒子どもとの交流映画『カモンカモン』を見に行った。

正直言って疲れてはいた。

しかし、眠ってはいなかったのだ。

しかし、仕事の事とか、他の事に集中力をそがれ、作品に対してほとんど何の感想も抱かなかった。

俺は映画を観たら感想を書くことをルーティンにはしているが、正直言って何にも感じないのだ。

それは感じる感性がないということでもあるし、感じるために必要とされる人生経験や知識がないということでもある。

かといって周辺情報をまとめて「いかがですか」ブログを書くのも嫌だ。

だから、感想がないということを書く。

奥田民生の中期のアルバムのように(イメージ)。

一度も寝なかったのだが、寝た映画以上に何も覚えていない。

子どもとおじさんと傷ついた人たちとメンタルの癒し、みたいな題材がはまらないテンションだったのかもしれない。
癒しではなく刺激にしかひかれないテンションの時もある。

ちなみにこの映画、A24の制作である。

いかがでしたか?

はあ。。

つい先日『ベルファスト』を観たのだけれど、一見同じだわな。

しかしこちらは92点で、結構高評価だ。

最近点数はつけていないけど、『カモンカモン』は87点だった。

両者の違いを生んだのはノスタルジーの有無である。

『ベルファスト』は監督の思い出話を下敷きにしたおとぎ話であり、『カモンカモン』はあくまで監督の想像力を使って書かれた現代話である。

現在と時間軸が離れておらず、またマイクミルズ監督の父としての体験には基づいているものの、やはり「おじさんと少年」という架空の存在を使っているので、飛躍が足りず、さりとてリアリティがそれほど高いわけでもない。

郷愁も飛躍もないなら、白黒でなくてよかったんでないの?と個人的には思う。

記録して、過去となってしまうことはテーマとなっているので、必然的ではあるらしいのだが。

またもや金の話

ラジオジャーナリストの仕事ってどのくらい儲かるんだろうかというのが気になった。
NHKくらいの公共性を名目として持っていないとあんな仕事は成り立たないんじゃないかと思ってしまう。聴収率、どのくらいなんだろうか?
とはいえ、おじさんは家賃がバカたかいNYに居住しているわけで、それなりの収入があると見込まれる。
うるさい歯ブラシを買って与えるだけの余裕もあるようだし。

俺は人の経済状況についていちいち気にしてしまうが、みんなどうにかして生きているし、定職についていれば税や電気代など差っ引かれるものもある。

余計な心配をするものではない。

とはいえ、そこのリアリティが描写されているとついつい信頼を置いてしまう性は簡単には治りはしないのだ。

まとめ

とにかく2022年6月1日のテンションには合わない生なりの映画であった。