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ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン3面白かった。けど、徒労感

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ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン3面白かった。けど、徒労感

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AmazonOriginalドラマ『ザ・ボーイズ』。

各話についての解説は、WebメディアVirtualGorilla+にやりつくされている。

キャプチャ元:https://virtualgorillaplus.com/drama/the-boys-s3-ep7/

ライター齋藤 隼飛氏の労力と速度たるや半端ではない。

だが、俺は彼が貝瀬r津するような背景や社会風刺を目当てにこのドラマを見ているのではない。

結局、キャラ萌えで見ているのだと思う。

キャラ萌えとは、キャラクターの関係性とかその個性を消費することを目的化して、ストーリーは脇に置いた、ラノベなどオタクカルチャーでよくみられる作品消費の一形態である。

シーズン3は、終わってみれば、「ソルジャーボーイ」がかき回して、そして去って行った回であった。

ヴォートを象徴とする能力者への復讐というボーイズ(というかブッチャー)の目的は、ソルジャーボーイの一点に託されていたが、それは 文字通り不発弾となる。

シーズン2では曲がりなりにもボーイズの指名手配が解除され、ヒーローの監視機関に(ニューマンにいいように操られているとはいえ)就任するという進展があったのだが、今シーズンでは3歩進んで3歩下がった。

まあ、ライアンがホームランダー側に奪われてしまったから、3歩すすんで3.2歩下がるくらいか。

ボーイズをキャラ萌えで見ている以上、誰か(特にブッチャー)が失われることは俺の本意ではなく、

クイーンメイヴがリタイアするだけという、このぬるい展開が結局は心地よくもあるのだが、

8話付き合わされてこれかよという徒労感もある。

たぶん、海外ドラマを見ていたらその過半数では同じかそれ以上の徒労感を味わうはずだ。

それでも、見ずにはいられない。