『The boys』のスピンオフアニメ『DIABOLiCAL』の第5話『永遠の友達』の感想
なんかクラックラするものを観たのでメモしておく。
それは、AmazonPrimeオリジナルドラマシリーズ『The boys』のスピンオフアニメ『DIABOLiCAL』の第5話『永遠の友達』である。
『The boys』は「スーパーヒーローが下劣だったら……」という面白くなりそうで失敗もしそうなゾーンに手を突っ込んでセス・ローゲンチームのセンスとAmazonの寛容さで成功を手にしている、AmazonPrime最大の成功シリーズだ。
『ドキュメンタル』に代表される吉本とのバラエティにかける戦略といい、日本Amazonのトップは深夜バラエティとか大好きだろ。
その疑いが、確信に変わって、さらに沈下してコロコロコミックを経由するのが今回紹介したい『永遠の友達』である。
目次
あらすじ
主人公Skyはぽっかりおなかの女の子。友達がおらず、マリファナを買ってくるよう不良グループに命令されて、怪しい男の車に乗り込む。そこで手に入ったのはマリファナと‟一般人をヒーローに変える薬”「コンパウンドV」だった。自暴自棄になり、コンパウンドVを飲み込んだskyは朝、トイレに駆け込み、腹から響く声に気づく。踏ん張ると飛び出たのは、意志を持ったうんこだった。
他にない、うんことマッシュアップの気持ち悪さ
【diabolical】
悪魔の(ような)、魔性の、極悪非道な
〈英話〉ひどい、不愉快な
引用元:https://eow.alc.co.jp/search?q=diabolical
タイトルにこう冠されている通り、Theboysのアニメ版である本シリーズは、絵で表現するためにどんな描写でもコストが抑えられるかつ、どんなグロ・エロもマイルドになることから本編よりもヒドイエピソードが多い。
例えば『2.怒ったスーパーヒーローが 親を殺す話』では顔におっぱいがくっついた能力者と精子ドレッシングマンが登場するし、『3.なじみの売人』では、ヒーロー同士がぶつかり、一方が全身ミンチになって、一方の腹に穴が開く。
そこと比べると、『永遠の友達』はマイルドだ。
絵柄とかアニメーション表現には明らかにジャパニメーションの影響があり、例えばプリキュアとかのパロディみたいな雰囲気も香る。
でもって、アイディアの核になっているのがうんこを操る能力者なのである。
コロコロコミックではすでに10人以上そんな能力者が出てきているんじゃないかなと予想されるが、ここまでリッチな形式でアニメにされることはない。
そして、そこに絶妙な洋アニメとジャパニメーションとマッシュアップが掛け合わされるのだ。
ずっとなんか気持ち悪いのである。
クライマックスの舞台は下水道である。
血を観ずにクライマックスになり、最後までウンコ成分多めなラストを迎えて流れるのが以下。
この別にSpotify、アーティスト内曲再生数ランキングトップ5には入っておらず、『the boys DIABOLiCAL』はネクライトーキーの世界進出にはあんまり寄与してなさそうである。
脚本はラッパーで女優でもあるオークワ・フィナが書いた。この和韓折衷感も奇妙である。
ぜひご覧あれ。
ジャングル系のパッションあふれるツッコミ。
映画をみたら感想を書く。
https://twitter.com/miya080800
最近のコメント