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ウォッチメン──統治される犬の哲学なんて原作未読じゃポイズン※ネタバレ

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ウォッチメン──統治される犬の哲学なんて原作未読じゃポイズン※ネタバレ

Filmarks感想

アマプラで『Boys』を先に見て、ウォッチメンを後に見た。
だから別に関係ないかもしれないけどオジマンディアスのPCにBoysの文字列があった時はちょっと関係あったんかなと思ったけど調べても何にも出てこないし原作者も別だし。
アメコミも知識がないと読み解けないということでつらい。

なんとなーくストーリーラインを知っていたので飲み込めたけれど、普通に初見だったらどこに話が向かっているのかわからなくて寝ちゃったんじゃないか
コメディアンの死を皮切りに起こるヒーロー殺害。その探偵役であるアウトロー、ロールシャッハ。ヒーローの光の部分を担うオジマンディアスとDr.マンハッタン。という構図だったらわかりやすかったんだけど、全体に冷戦下のきな臭い空気が流れているため誰が正義で誰が悪かがそもそもわからない。理想を掲げている人間がいない。要するにヒーロー不在?終盤に種明かしはされるものの、特に視聴者の気持ち自体は切り替えられないので気は晴れない。
霧の中に突き進んで、やっと出たと思ったら曇天だったみたいな気分。

ナイトオウルとシルクスペクターの色恋のくだりはいらんかったなー。せめて成就する必要はなかったんじゃない。と思うがヒーローを人間らしく描くためには必要なのか。といいつつ、そもそもヒーロー感なかったしなあ。

とにかく原作を見ずに判断を下すなかれということなので買おうか迷っている

Story

時代はアメリカとソ連がバチバチと火花を散らし、終末時計が「そのとき」まで残り5分を指す冷戦下。

アメリカの歴史は常にヒーローとともにあった世界線である。

ある日、かつてベトナム戦争に参戦し、いまや軍の手先となったヒーローコメディアンが殺された。

地面に転がった血染めのスマイルマーク。それを見たのはヒーロー活動が禁じられた今もヴィジランテ活動を続けるロールシャッハである。

今や表に出てヒーロー活動を行っているのは、世界最高の頭脳の持ち主「オジマンディアス」と神に等しい能力を持った「Dr.マンハッタン」のみ。

ヒーロー狩りはなぜ、だれが行っているのか?

ウォッチメン<監視者>を誰が監視するのか?

上位存在が人間を統治することは間違いなのか?

http://mmpk.web.fc2.com/WATCHMEN.htm

↑とにかくコミックス版のストーリーについてはこのサイトに詳しい。

「ウォッチメン<監視者>を誰が監視するのか?」という一説がとにかく有名だが、視聴してほかのレビゅーなどを見る前の感想は「最初に意味ありげに出てくるけどあんま関係ないやんけ!」だった。

監視社会ディストピアみたいな世界観はSFではもはやテンプレートのひとつだがそういうわかりやすい比喩は提示されていなかったからだ。

しかし「上位存在が人間を統治することは間違いなのか?」という話だとすると理解しやすい。

マーベル映画のヒーローたちはこっちからすればバカなんじゃないかみたいな思い付きとか感情に左右されて失敗したり仲間割れとかして脳がたっぷりヒーローエキスに使ってない人間はイライラさせられるわけだが、「さて彼らが完璧だったら果たして人間を守ってなどくれる」のかね?

地球にやさしくという言葉は「(人間にやさしい)地球にやさしく」でしかないと誰かが言っていた。

人間を超越した存在にとって人間とは地球の白アリでしかない。

彼らが我々を監視(管理)しようと考えたらどうすればいい?

ヒーローをなかなか信じられずにグズグズするモブというのも、我々賢明な視聴者をイライラさせる要因となるが、

実際問題自分をあらゆる面で上回る人間に頼るということは、支配に身をゆだねるということとほとんど同じ意味なのである。

犬の哲学

本作で一番主人公に近いロールシャッハは完全にオジマンディアスの計画が遂行されたことを知り

Dr.マンハッタンに「俺は真実を語る!阻止したければ俺を殺せ」という。

そして粉みじんになって死ぬ。

実際問題、「上位存在に支配されたくないよう!」と俺たちが駄々をこねたところでできる手は少ない。

だって相手とこちらの距離は奇策が通じるようなものではないのだ。

そんななかであえて自由であろうとすればロールシャッハのように犬死するしかない。

犬死するか、飼い犬になるかの二択である。

映画の気になったとこ

映画としては、やっぱりナイトオウルとシルクスペクターのイチャイチャがいらなかったよなーと思う。

ナイトオウルの基地、入りやすすぎじゃないか?

なんか線路みたいなのとつながってるけどそこからさかのぼってスーツと乗り物パクり放題だろう。

シルクスペクターも興味本位で触ったりするんじゃないよ。やたら幻想的に写してたけどそういうギャグのシーンなのだろうか?

ファン向けのサービスでやらざるを得ない部分もあると思うので愛の深い原作付きの映画はむずいなー。

おぎやはぎのラジオで小木がおどろいたときに「ウォッチメン!!」て叫んでカッコつけるんだよー、って話をしてたけどそれは偶然の一致だろうな。

 

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