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映画『セブン』ネタバレ感想 お前はこすられすぎた

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映画『セブン』ネタバレ感想 お前はこすられすぎた

かわいい(0:05ごろ)

上映年:1995年

まだ3歳だった。

監督:

デヴィット・フィンチャー(『ファイト・クラブ』『ゾディアック』『ゴーンガール』Netflixドラマシリーズ『マインドハンター』など)

ちょうどいい、恥ずかしくない中2病というか、高2病のイメージがある

主演:

ブラッド・ピット(熱血若手刑事ミルズ)
モーガン・フリーマン(7日後に定年を控えたベテラン刑事サマセット)

感想1:今見てもしょうがない。けど価値はわかる

色んなもののひな型になっているので、今のメガネでは正当に評価できないのだろう。
しかし、最後に俺はお前の幸せな家庭をうらやんでいたんだ<嫉妬>→お前は怒りをこらえることができるかな?<激怒>はなんかダサない?と思う。
まずおおもとの犯人が嫉妬かよと思うし。
嫉妬って小物がする奴やん。
だから、ネットで流布されているサマセット黒幕説──七つの大罪ではなく、<虚飾>と<憂鬱>を加えた9つの大罪だったんだ!をつい信じたくなるよなあ。

なんかこの、「9つの大罪」も眉唾物臭い。エニアグラム関係だとか。。
だとしたら、やっぱり今となってはずいぶんありがちな話になってしまった。
それだけこすられたってことなんだけど。

こういうこすられ方もしている

感想2:やっぱり見立て殺人はワクワクするよね

この話自体にそもそもひな形があるのかを考えると、見立て殺人もの~
~マザーグースをモチーフにしたそして誰も~とか、に行きつくんだろうし、日本でも一時期本格ミステリの文脈で百人一首見立て殺人とかはやった。

感想3:狂人系サイコパスは難しい

突然ケヴィン・スペイシーが警察署に現れてわざわざ逮捕されに来たのもちょっと話としての都合を感じる。なんか、狂人の犯人であっても、どこか自分本位あるいは何か信じてるもの(カルト的な)があるみたいな一貫性がないと入り込めないんだよな。
まあ、本当におかしい人はそこまで一貫性がないのかもしれないけど、やっぱりそんな存在エンタメとしてさばききれないよ。

感想4:アクションが唐突!

犯人が突然銃をぶっ放してきて、カーアクション、ガンアクションが始まるのもなかなか唐突だった。
それもこれもサマセットの操り人形だとすれば成立するが。。
でも、それが脚本に含まれていたらそれこそ登場人物がサプライズの道具になってる感が強すぎるしな。

このときのブラピが一番セクシーだという意見も聞いていたが、あまり同意できず。『ワンスアポンア~』のブラピの方が好きだな。

感想5:ミルズが犯人の後を継ぐのか問題

また、ミルズが犯人の後を継ぐ説も聞いたことがあるがそれは描写から全く読み取れなかった。
別に逮捕されて終わりでは?

反出生主義的なテーマがすでに出てきてるのは早いなと思う。
でも、俺は反出生主義全然ぴんと来ないからわからんわ。